静岡大学発ベンチャー企業!プログメイト代表棱野氏にインタビュー

投稿者 | 2018-01-09

情報処理推進機構(IPA)が年に1度実施している調査結果ではIT人材の量に対して「不足している」と回答した企業は8割と国内の人材不足が顕著となっており、IT教育の関心が高まっています。

今回は法人様向けのシステム開発事業や子どもを対象としたプログラミング教室を事業展開する株式会社プログメイト(本社:静岡県浜松市中区)の代表取締役棱野氏に起業エピソードと事業展開について話を伺いました。

棱野 寿章 氏 | プロフィール

1999年生まれ、神奈川県出身、静岡大学情報研究科卒業、同大学院修了。在学中は意思決定問題のアルゴリズムとその応用アプリケーションの研究開発に従事。SmaurAI Coding 2013は国内2位、本戦4位、ANAC 2014では決勝ラウンド出場など国内外の人工知能分野のプログラミング競技会に出場、入賞経験多数。2015年、大学院在学時に株式会社プログメイトを設立、代表取締役に就任。

研究室のメンバーと創業、静岡大学発ベンチャー企業

写真左から創業メンバーの佐野氏、棱野氏

小澤:株式会社プログメイトの公式ホームページに「静岡大学発ベンチャー企業」とあります。読者の方が気になるトピックだと思うので詳しく教えていただけますか?

棱野:私は大学院2年時に研究室のメンバーとシステム開発事業や子どもを対象としたプログラミング教室を事業に起業しました。

母校の静岡大学では規定の条件に該当する企業で学内の審査会を経て承認されると「静岡大学発ベンチャー企業」の称号が与えられます。

弊社も起業後に「静岡大学発ベンチャー企業」の称号を授与されました。

静岡大学発ベンチャー企業は2017年12月現在21社あります。

小澤:静岡大学では在学中に起業する学生が多いのでしょうか?

棱野:いいえ。大学では教員の研究シーズを活用した起業が一般的で学生が在学中に起業することは少ないですね。

起業に関して大学側に相談することは一切なく全て自分で決めて行動しました。

「”知”を育む」をテーマに日々活動

小澤:社会人経験後の起業に比べ、学生起業は経験や人脈のハンデがあるのではないでしょうか。その点はどのように克服されていますか?

棱野:浜松商工会議所や浜松信用金庫が開催している交流会やセミナーには積極的に参加しています。

それこそ、Hamamatsu Startup Newsを運営する名古屋スタートアップ株式会社の若目田代表とは浜松のベンチャーコミュニティ「Hamamatsu Venture Tribe」で知り合いましたね。

小澤:浜松のベンチャーコミュニティは新しいことに挑戦する精神や能力を高め合う環境が整っていると思います。

棱野:現在、浜松信用金庫が主催する「第5回はましんCHALLENGE GATE(チャレンジゲート)」に応募し2次審査に通過しました。ファイナリストのプログラムで、メンターとして株式会社NOKIOOの小川代表のサポートを受けています。

小澤:浜松の起業家コミュニティに積極的に参加して事業展開に役立てているんですね。

棱野:同年代の友人はほぼ会社員のため起業に関する話はできません。

起業家にしか分からない話題があるので気軽に相談できる方が一人でも多くいることは重要ですね。

 

将来、日本で活躍するIT人材を増やしたい

画像:プログメイト公式HPより引用

小澤:棱野さんは在学中に国内外のプログラミング競技会に出場経験があります。幼い頃からプログラミングの英才教育を受けてきたのでしょうか?

棱野:いいえ。大学に入るまではプログラミングをしたことはありませんでした。

また、海外を意識しはじめたのは大学院に入る前でそれまでは大学の授業を受けていただけでした。

日本国内のプログラマーの殆どが大学や専門学校に入ってから本格的にプログラミングを学びますね。

小澤:プログメイトではソフトウェア開発に加え、小学生から高校生を対象にしたプログラミング教室を運営しています。プログラミングの早期教育に取り組もうと思ったきっかけを教えてください。

棱野:起業時に掲げた「将来、活躍するIT人材を増やしたい」というテーマがあります。

日本企業の約8割が「IT人材が不足している」と答えている現状を学生時代に知り、将来、日本で活躍するIT人材を増やしたいと考えてプログラミング教室をはじめました。

人材がいないということは教える側がいないということにも直結します。

しかし、教える側を育てるのには時間がかかります。

我々は人工知能の研究出身でソフトウェアの開発も事業展開しており、教育をするにあたっても教える側はそういうことをやっていかなければいけないと考えています。

そして、今あるプログラミング教室や企業をサポートできるようなシステム開発していけたらと考えています。

 

編集部コメント

法人様向けのシステム開発事業や小学生から高校生を対象としたプログラミング教室を展開する株式会社プログメイト。学生起業家としてスタートアップした若い力は「”知”を育む」をテーマにビジネスモデルを現実にする行動力と情熱で事業を加速させて行きます。