ライフプランを広めたい想いが止まらない!イーブレイン「みらい予報’sII」の誕生秘話

投稿者 | 2017-09-05

進学や就職、結婚、相続などのライフイベントに対する金銭面からの計画のことを「ライフプラン」と呼びます。保険業界では、こうしたライフプランを元に保険の販売が行われていますが、実はライフプランについて理解している人は多くはありません。今回はライフプランを広める為に保険シミュレーションシステム「みらい予報’sII」を展開するベンチャー企業の株式会社イーブレインの小林氏にお話を伺い、その思いの丈を聞いてみました。

小林 俊幸 氏

1970年生まれ、静岡県磐田市出身。拓殖大学卒業後、東京勤務・大手保険会社を経て、20社以上の保険を扱う総合保険代理店の株式会社イーアライアンスを2005年に設立し、独立。保険をセールスする上で様々なサービスを扱う中で、後のイーブレインの保険シミュレーションシステム「みらい予報’sII」の前身となるシステムと出会い感銘を受け、その後2015年に株式会社イーブレインを設立する。

イーブレインと「みらい予報’sII」の誕生秘話

「みらい予報’sII」の説明をイキイキとした表情で進めている小林氏。

若目田:イーブレインが運営している「みらい予報’sII」って、キャッチーな名前で耳に残りますよね。

小林:ありがとうございます。自分たちも気に入っています。

若目田:小林さんは、総合保険代理店のイーアライアンスと、「みらい予報’sII」がメイン事業となっているイーブレインの2社の代表をされていると聞いています。「みらい予報’sII」の構想はいつから始まったのですか?

小林:自分が保険営業マンだった頃にまで遡るんですが、住宅メーカーを担当していたときに、家を建てるお客さんにライフプランを作ってくれと言われたのがきっかけです。その時色んなツールやシステムを使ってライフプランシミュレーションをしたのですが、どれも保険を売られている感覚が強くてお客さんにはあまり受け入れられなかったんです。

もっと気軽にライフプランをシミュレーションできるものはないのかという課題は独立してからもずっと感じてて、そこから生まれたのがイーブレインとメインプロダクトである「みらい予報’sII」です。

若目田:その「みらい予報’sII」は自分たちで作り上げたんですか?

小林:これが実は結構なドラマがありまして、どうすればライフプランをもっとうまく作ってあげられるかと模索していく中で、すごく簡単なシステムに出会いました。使い倒していくうちに物足りなさを感じるようになって、挙句そのシステム会社に「こうすればこのシステムはもっと良くなりますよ」と、本当にお節介な電話を何度もしていました (笑)

勢い余ってそのシステム会社まで行って、「このシステムはこんなにいいんです」、「こんな機能が入ったらもっと良いと思います」、って逆プレゼンしに行ったんですよ。でも、その会社さんからは、「売れていないからお金をかけるわけにはいかない」と言われてしまって…。

どうしても諦めきれず、「それならば自分で資金を集めて会社を立ち上げてシステムを作ってしまえ。」と思ったんです。

「みらい予報’sII」の目指す先は”世直し”

保険業界に身を置き続けている小林氏。「みらい予報’sII」には、小林氏の持つ業界の課題解決への思いが込められている。

若目田:そんな創業秘話があったんですね。

小林:1人のユーザーとしてシステムを使い倒し、さらには会社を設立する覚悟も決めたので、このシステムを作るなら誰も絶対に使いやすいものを作りたいなと。そう思ってシステムを改良し、出来上がったのが「みらい予報’s」で、更にバージョンアップして出来上がったのが「みらい予報’sII」というわけです。

若目田:保険業界からの視点から見て、「みらい予報’sII」はどういった課題を解決できるのでしょうか?

小林:今の世の中、ほとんどの人が生命保険に入っているんですね。特に40代の人はほぼ加入しています。加入してはいるんですけど、保険に入っている人のうち、ライフプランを作成してから入っている人は7%もいないんです。その7%のうち、自分自身でライフプラン作っている人が4%なので、実に97%の人がライフプランの話を聞かずに生命保険に入っているということになります。

これはおかしい、それを正したい…。きれいな言い方をすると、「みらい予報’sII」が目指す先は世直しですね。保険業界の人たちに、「生命保険の売り方を変えましょう」「提案の仕方を変えましょう」と話しをして、最初は生命保険の販売ツールとして保険の代理店さんや保険会社さんに使ってもらっていました。

若目田:では、同業の人たちがメインのユーザーになっているんですね。

小林:今は住宅業界の方々にも使って頂いています。「みらい予報’sII」のヘビーユーザーの代理店さんを通して船井総研さんからある日突然「これは住宅業界に使えるのではないか?」と連絡が来たことがきっかけです。自分も保険営業マン時代に住宅メーカーを担当していたことがあったので、業界にフィットすることはよく理解できました。

若目田:今はどれくらいのユーザーがいらっしゃるんですか?

小林:日本全国で350社以上の企業の方に使って頂いています。とにかく簡単で分かりやすいことが強みですね。数字を入れて画面のグラフ動く機能もよく評価されています。

とにかくライフプランを広めたいという思いが止まらない

若目田:ここまで記事を読んで下さった読者の方にも、小林さんのライフプランへの想いはとても伝わったと思います。

小林:もうね、とにかくライフプランを世の中に広めたいというこの想いがもう止まらなくて、勢い余って平成28年の7月に一般社団法人ライフプラン診断士協会という協会を設立したんです。とにかくライフプランというものを、もっともっと世の中に広めたい…。今はただその想いが強いです。

若目田:ライフプランを普及する為に、今後はどのようなアイディアを実現していくのでしょうか?

小林:「晴れるカフェ」という構想があります。喫茶スタイルのフリースペースを使って、イベントやセミナーを開いたりしながらライフプランを自分で作成できるという考えを広める場所を全国に提供していきたいです。

平たく言えば、ライフプランを作るということは、人生設計をするということと同じなんですね。お金の相談もあるかもしれませんが、子供にはこういう教育を受けさせたいとか、老後はこうやって過ごしたいとか…色々考えていることあるじゃないですか。そういう将来生き方について相談に乗れる関係を築ける関係を提供できる場所を、全国に作っていきたいんですよね。そうすれば、少しでも良い豊かな生活に貢献できるんじゃないかと思っています。

編集部コメント

ライフプランを広めたいというミッションを持って走り続けるイーブレイン小林氏。インタビューをしていく中で、彼のその素敵なビジョンを肌で感じることができました。浜松から日本の保険業界の常識を変える挑戦は、まだまだ続きそうです。

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Masaki Wakameda について

1994年生まれ、栃木県出身。名古屋・タイ・東京のベンチャー3社を経て2015年4月にフリーランス(ライター&編集者)へ。名古屋のスタートアップの情報格差を解消すべく、5月よりNagoya Startup Newsを配信開始。8月に名古屋スタートアップ株式会社を設立し、国内外の複数のWebメディアを運営しています。Twitter: @wakamesun2